社会化ってなぁに?
社会化とは
社会化とは、犬がこれから経験するであろう様々な物事に、過剰に反応することなく、
柔軟かつ適切に対応する力を身に付けることをいいます。
社会化が不足してしまうと・・・
恐怖を感じる対象が多くなるので、極端に臆病になったり、
吠えたり、噛みつくといった問題行動が出やすくなります!
ワン’s パートナーは、子犬の早い成長のペースに合わせた「予防的教育」に取り組んでいます 。
適切な社会化の時期は?

個体差はありますが、社会化を行うには生後約3週齢から12週齢が適切な時期であり、その時期を社会化期と呼びます。社会化期の子犬は、警戒心が少なく好奇心が旺盛なため、周囲の環境に慣れやすい時期です。この時期を過ぎてしまうと、好奇心より警戒心が強くなってしまうので、新しいものや環境に慣れるにはものすごく時間がかかってしまいます。
たいていの場合、社会化期の終わり頃や、社会化期を終えてから子犬を迎え入れることになるでしょうから、子犬を迎え入れたら大急ぎで社会化をする必要があります。
どんなものに慣らすの?
愛犬が、今後経験するであろう全ての物事に慣らすことがベストです。ただ、単に経験させればすぐに慣れるという子ばかりではありませんので、慣らす対象のものに良いイメージが付くよう、人が配慮して経験させることが大切です。

①人
赤ちゃん、子ども、大人、老人、男性、女性、メガネを
かけた人、ヒゲを生やした人、制服を着ている人、帽子
をかぶっている人など…
様々なタイプの人に慣れさせましょう!

②動物
犬の場合は小型犬、中型犬、大型犬、子犬、成犬など…
(攻撃的、支配的な犬は避けてください。)
猫や鳥などにも、過剰に反応して興奮しないように。

③環境
・音(工事、掃除機、ドライヤー、チャイム、雷、
花火、乗り物など…)
・場所(人の多い場所、動物病院、踏切、公園など…)
様々な経験をさせてあげることで恐怖の対象が減り、
ストレスが軽減されます。
いつまで社会化を続けるの?

社会化は、社会化期にのみ行えばよいというものではありません。
経験させた物事を定着させるために、1歳過ぎまでは集中的な社会化を!
そして、成犬になってからも色んなことを経験させてあげることはとても大切です。のんびりペースでも良いので、社会化は生涯継続しましょう。
また、子犬の頃に社会化をしなかったからといって諦める必要はありません。時間はかかりますが、愛犬のペースで少しずつ克服していきましょう。